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現代の錬金術:死体換金ビジネス13

医療

入院の80代男性が転倒、右脚骨折 センサー作動も看護師駆け付けず 尼崎総合医療センター
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202503/0018804968.shtml

兵庫県は28日、県立尼崎総合医療センター(尼崎市)で肺炎治療のため入院し、せん妄も発症していた80代男性が1月、夜間に歩いて転倒し、右大腿骨を骨折する医療事故があったと発表した。患者がベッドから起き上がると看護師に連絡がいく「離床センサー」が作動していたが、看護師は業務が一区切りしてから様子を見に行こうと考え、訪問しなかった。事故は午前5時過ぎに起きたが、前日午後8時半以降、14回作動していたという。患者は翌日に手術を受け、転院先でリハビリを続けている。

もうなにも驚くことはありませんね。とくにこの手の訴訟は兵庫県で多い印象です。そういう弁護士がいるのでしょうか。

肺炎で入院しているのに認知症で徘徊する高齢者の転倒を14回も阻止していたのに15回目で掻い潜られてアウトとなったわけです。これは現場の人間からすればじゃあグルグルまきに縛り付けておくしかないんじゃない?それをされたくないなら家族がつきっきりで看病すれば??となるわけですがなぜか看護師の仕事ということになって訴訟を起こされるのです。

病院は儲かっているからまぁ支払いなんて余裕でしょっておもっても違います。

いまや全体の7割が赤字です

2024年度診療報酬改定後に医業赤字病院は69%、経常赤字病院は61.2%に増加、「物価・賃金の上昇」に対応できる病院診療報酬を—6病院団体

2024年度診療報酬改定の前後で病院経営を比較してみると「医業利益率、経常利益率は悪化」しており、医業赤字病院は69.0%(改定前に比べて4.2ポイント増加)、経常赤字病院は61.2%(同10.4ポイント増加)となった—。

このままでは「ある日突然、地域から病院がなくなる」(つぶれてしまう)ため、「社会保障関係費の伸びを高齢化の伸びの範囲内に抑制する」という取り扱いを改め、病院の診療報酬について「物価・賃金の上昇に適切に対応できる仕組み」を設けることが必要である—。

診療材料費(4.4%増)、人件費(4.3%増)  委託費(4.3%増)これらがじわじわ効いているようですね。当然電気代や燃料費も増加しています。支払いが減ったものなんてなくて、さらに収入も減っています。

自治体病院はこのまま赤字を補填してくれるのでしょうか。経営統合を進めようとしているところは多いですが経営母体が違うことで結局うまくいきません。新潟や広島の病院が統合を計画していますが、どうなることでしょうか・・・

ただでさえ赤字なのに訴訟の手間や費用なども考えたら病院経営なんてやってられないと経営者は思うでしょう。こうやって医療崩壊はじわじわと進んでいくのでしょうね。

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