神サイト登場:OpenEvidence

医療

すごいサイトが出てきました

OpenEvidence
The leading medical information platform.

これはNEJMの論文を元にエビデンスを示してくれるというAIサイトです。

ためしに「変形性膝関節症の保存治療について教えて」と質問してみます。

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変形性膝関節症の保存療法には、以下の方法が推奨されています。

運動療法: アメリカ整形外科医師会(AAOS)は、運動療法が痛みと機能改善に有効であると強く推奨しています。運動療法には、監督付き、監督なし、そして水中運動が含まれます。監督付き運動と監督なし運動の間に明確な優位性はなく、水中運動が陸上運動よりも優れているという証拠も限定的です。[1]

体重減少: AAOSは、持続的な体重減少が痛みの軽減と機能改善に寄与するとしています。特に肥満や過体重の患者に対しては、食事と運動を組み合わせたアプローチが推奨されます。[1]

経口NSAIDsおよびアセトアミノフェン: AAOSは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)とアセトアミノフェンが膝関節症の痛みと機能改善に有効であるとしています。NSAIDsには選択的および非選択的シクロオキシゲナーゼ-2阻害薬が含まれますが、胃腸障害のリスクに大きな差はありません。[1]

関節内注射: コルチコステロイド注射は、短期間(約3ヶ月)の痛み軽減に有効であるとされています。ヒアルロン酸注射は一部の患者に有益である可能性がありますが、ルーチンでの使用は推奨されていません。血小板濃縮血漿(PRP)注射は痛みと機能改善に有効である可能性がありますが、重度の膝関節症患者には効果が低いとされています。[1]

これらの保存療法は、患者の症状や状態に応じて選択されるべきです。


American Academy of Orthopaedic Surgeons

AAOS Clinical Practice Guideline Summary: Management of Osteoarthritis of the Knee (Nonarthroplasty), Third Edition

Published May 2022

さらに、変形性膝関節症の保存療法には、以下の方法も考慮されます。

運動療法: 運動療法は、痛みの軽減と機能の改善において非常に重要です。特に、監督付きの運動療法が推奨されており、少なくとも週に2回、12回のセッションが必要です。また、運動療法は患者の好みやニーズに合わせて個別化されるべきです。[2]

教育と自己管理: 患者教育と自己管理プログラムは、患者が自身の状態をよりよく管理するために重要です。これには、変形性膝関節症の理解、運動の重要性、体重管理、ストレス管理、健康的な食事に関する情報が含まれます。[3]

体重減少: 体重減少は、特に肥満や過体重の患者において、痛みの軽減と機能の改善に寄与します。食事療法と運動を組み合わせたアプローチが推奨されます。[4-5]

薬物療法: 経口NSAIDsやアセトアミノフェンは、痛みの管理に有効です。NSAIDsには選択的および非選択的シクロオキシゲナーゼ-2阻害薬が含まれますが、胃腸障害のリスクに大きな差はありません。[4][6]

関節内注射: コルチコステロイド注射は短期間の痛み軽減に有効であり、ヒアルロン酸注射は一部の患者に有益である可能性がありますが、ルーチンでの使用は推奨されていません。[4][6]

補助療法: ブレースや足底板の使用は、特に特定の膝の痛みのタイプに対して有益である可能性がありますが、これらは運動療法の代替として使用されるべきではありません。[6-7]

これらの保存療法は、患者の症状や状態に応じて選択されるべきです。ShareHelpfulNot Helpful

References

1.

AAOS Clinical Practice Guideline Summary: Management of Osteoarthritis of the Knee (Nonarthroplasty), Third Edition.

Brophy RH, Fillingham YA.

The Journal of the American Academy of Orthopaedic Surgeons. 2022;30(9):e721-e729. doi:10.5435/JAAOS-D-21-01233.

2.

Physical Therapy for Patients With Knee and Hip Osteoarthritis: Supervised, Active Treatment Is Current Best Practice.

Skou ST, Roos EM.

Clinical and Experimental Rheumatology. 2019 Sep-Oct;37 Suppl 120(5):112-117.

3.

AAOS Appropriate Use Criteria: Optimizing the Non-Arthroplasty Management of Osteoarthritis of the Knee.

Yates AJ, McGrory BJ, Starz TW, et al.

The Journal of the American Academy of Orthopaedic Surgeons. 2014;22(4):261-7. doi:10.5435/JAAOS-22-04-261.

4.

Diagnosis and Treatment of Hip and Knee Osteoarthritis: A Review.

Katz JN, Arant KR, Loeser RF.

Jama. 2021;325(6):568-578. doi:10.1001/jama.2020.22171.

 Leading Journal 

5.

Evaluation and Treatment of Knee Pain: A Review.

Duong V, Oo WM, Ding C, Culvenor AG, Hunter DJ.

Jama. 2023;330(16):1568-1580. doi:10.1001/jama.2023.19675.

 Leading Journal 

6.

Nonsurgical Management of Knee Pain in Adults.

Jones BQ, Covey CJ, Sineath MH.

American Family Physician. 2015;92(10):875-83.

7.

Noninterventional Therapies for the Management of Knee Osteoarthritis.

Dadabo J, Fram J, Jayabalan P.

The Journal of Knee Surgery. 2019;32(1):46-54. doi:10.1055/s-0038-1676107.

ログインせずともこれだけの情報が瞬時に表示されました。

chatGPTもですが最近のAIは1年前と全く違います。1年前はまぁ確かにすごいけどこれ使い物になる??ってレベルでしたがその段階から2段階も3段階も進化している印象です。

Screenshot

MRI画像を上げれば鑑別診断を上げてくれます。日常診療でふと迷ったらちょっと聞いてみるか?が現実になっています。しかも瞬時に回答が帰ってきます。偉い人に聞いたら返事すら返ってこないことがありますからね・・・・

とにかくこの変化はもう防ぎようがありません。かならず実生活にめり込んできます。そうであれば早くこの変化に対応して、うまく利用していくしかないのでしょう。

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