開業するときによく勤務医がしんどいから開業するという話を聞きます。
これには正直懐疑的な部分があります。
忙しさでは開業医のほうが圧倒的に忙しい可能性があると思います。比較してみましょう。以下の項目は休みや時間に対する項目です
開業医のほうが優れる点
・当直がない。
・日曜出勤などもない。
・暦通りに働ける。
・学会発表などは自由。訳の分からない勉強会に駆り出されることもない。
勤務医のほうが優れる点
・その気になれば休めることが多い。代わりがきく。
・お盆休みや年末年始以外に休みがとれる。
・人事や経営など医療以外のことをする必要がない。
裏返せば
開業医のデメリットは
・自由に休めない。
・診療以外の業務が多い
勤務医のデメリットは
・当直や土日勤務がある。
・学会発表や勉強会などでの拘束
ということになります。
開業医の診療以外の業務は全部自分でやろうと思うと相当な激務だそうです。職員採用の面談やシフト調整、給料計算などやりだしたらきりがありません。
好きでやっている院長もいますがそれなりに儲かっているのなら外注(職員にやってもらう)のがいいと思います。
いろいろありますが結局はもらっている額とくらべて割に合うのかという話ですね。
同じ給料なら勤務医のほうがいいと思います。開業するのであれば相当に稼ぐ覚悟を持たないと、結構しんどいのかなと思いますね。