マンションにするにしてもタワーマンションと板状マンションなのかで大きくその性質は異なります。
すごくいい表現だとおもったのは、
”タワマンは高級外車、板マンは国産軽自動車”
という表現です。
タワーマンションは豪華な共用スペース、コンシェルジュや24時間各階ゴミ出し対応に管理費がかかり、また修繕積立も多くかかります。
だからといって悪いわけではありません。これこそが板状マンションにない価値です。
タワーマンションはそのほとんどが駅直結や駅チカの便利な場所に立地しており、それ故の土地の値段の高さをカバーするために縦に伸ばして総戸数を多くして本体価格を抑えています。大規模になればなるほど管理費や修繕積立金も分散効果がはたらきます。また縦に伸ばすことで眺望を得て高層階は高いプレミアムをつけて販売することができます。
この中でも注目したいタワマンの最大のメリットは間取りです。
四角形で内廊下にすることでワイドスパンの間取りを作りやすくしていること、これは板状マンションではできないことです。
全部屋窓をつけることができるこういう間取りは魅力的です。
廊下側に部屋がないのでプライバシーの点でも最高です。
また高層階になると北向きでも前がひらけていることで十分な採光ができて十分に室内は明るいです。直射日光が嫌いな人はあえて北向きを買う人もいるようです。
デメリットとしてはエレベーター待ちや駐車場待ち、地震の際の揺れなどは挙げられます。
住民が多すぎて顔が見えなかったりするのは人によって好き嫌いありそうです。
一方板状マンションにも国産車なりのメリットがあります。
・維持管理費がタワマンと比較すると安い。
・総戸数が大きくなりすぎないので管理組合で合意形成しやすい
・住民が皆知り合いになる。
・駐車場も平面、もしくは低層機械式で費用が抑えられる。
・大抵の住戸が南向きになっている。
デメリットとしては
いわゆる田の字間取りになることでしょうか
廊下が長くもったいない間取りです。和室は独立することができず、エアコンもつけれません。また玄関側の部屋は廊下と面するので誰かが通ると足音がきこえることもあります。(タワマン間取りだと内廊下ですし廊下に開口する部屋はないことが多い)
どっちがいいかというと人それぞれ。田の字間取りは田の字で効率的(建築会社にとって)というメリットがあります。
気にするべきは最後にまた売れるかどうかということ。それさえ間違えなければ大丈夫なので、住む人が快適に暮らせる家を選びましょう。