医者の将来は

医療

医師過剰の時代は来るのでしょうか。いまはまだ全くスキルのない、社会的常識のない医者でも健診バイトやワクチンバイトで食っていけます。なんなら開業してトンデモ診療している医者もいます。まぁこの場合は人当たりはいいことが前提ですが。

医者の人口は確実に増えています。医師国家試験の合格者数からも明らかです。最近は70代でも引退していない人もいます。

医師が増えて、今までは患者も増えていたのでまぁ問題はありませんでした 。

これから高齢者の数も減少に転じ、需要は減ります。

医師の需給面でよい方向としては働き方改革で労働時間の制限ができるので、需要増加です。

しかし医師の給料は稼ぎで決まっているのではありません。今まではただなんとなく、バイトの当直は5万円、とか決まっていただけです。供給は増え、バイトを探す先も今では医局ではなくバイト斡旋業者から。価格競争は年々激しくなっておりいまや寝当直なら3万円の案件もあります。

高度な医療ができても今後給料が増えることはないでしょう。むしろ高度な医療ができてようやく今の給料水準が維持。一般的な医師は給料ダウンといったところでしょうか。

開業医は勤務医より少し有利です。医師会という利権団体が政治に働きかけ、開業制限したり診療報酬の工夫でがんばれば今の給料水準を維持できるかも。診療報酬が変わらなければ現代の材料費、人件費の高騰化で経営が厳しいところも増えてくるかもといった印象です。

いずれにせよ国民皆保険に守られている保険診療の医師は給料が増えることは考えにくいです。急性期病院は統廃合が進み当直する医師が足りない問題も徐々に縮小されバイト医の需要減少、働き方改革で長時間働くこともできなくなり給料減少。

残された道は、やはり自由診療?

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