所得制限という意味不明な制度ですがその根拠となる金額は昭和47年。つまり1972年の物価で計算されていたという衝撃の話です。
日本も長いスパンでみればインフレしています。
はがきは当時10円が今や52円です。
教育費はインフレしやすいことで有名ですが、3.6万円だった国立大学の授業料はいまや53万円になっています。
この当時、年収960万円というと相当のお金持ちだったと思われますが、今や贅沢な暮らしはできません。今の物価に合わすなら年収5000万円くらいなのではないのでしょうか。
現代も、ですが、年収1000万円クラスの会社員は節税をほぼ禁じられています。一方で自営業者は年収をコントロールすることができます。
所得制限自体がよくないことですが、設定ラインがおかしいですし、どのラインで設定してもサラリーマンのみが対象となり、自営業者はうまく逃げ切ってしまうのは問題ではないのでしょうか。
そして児童手当の代わりの扶養控除まで現在は封じられています。この国は一体何がしたいのでしょう。
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