整形外科医にとっては当たり前のことばかり書かれている本なので後期研修医は必読すべき本です。
疫学や骨折型、治療法まで幅広く書いているので内容としては網羅しています。
症例提示でエンダー釘ばかりでてくるのはこの筆者の得意分野だからなのでしょうか?手術してはいけない症例に手術しているようにも思えます・・・・
看護師さんとか理学療法士の方々が読んでみても参考にはなるかもしれないが少しむずかしいかもしれません。
お値段高めなのが難点。エビデンスも満載なのでこれくらいの価値はあると思いますが、3000円くらいにならないと気軽に買えない内容です。
頸部骨折の本では富山で実践されているチーム医療のガイドが有名になりつつあります。
富山では搬送される病院も限られていて、常にかかりつけの病院に運んでもらえるとも限りません。
頸部骨折患者が早く手術を受けられるように考えて地域連携に取り組んであり、この点では大阪は完全に負けています。こちらも参考にしてください。