訪問診療でこういうニュースたびたび聞きますね。
ふじみ野医師殺害1年 暴力、ハラスメント 在宅医療が直面する危険
産経ニュース
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たいていこういう家庭というのは超高齢の患者さんがいて、その独身息子が起こしているケースが多いです。独身の息子にとって母親父親というのは唯一自分を肯定してくれる存在。その存在が消えないように必死に頑張っています。ですがそれが行き過ぎるとこういう結果になる形が多いです。
ありがちなパターンとしては大病院にかかっていたが無理難題を押し付け、「もうここでの治療はやめましょう。ご自宅で一緒に過ごされたほうがお母さんも嬉しいと思いますよ」といわれ在宅に誘導。患者の息子も病院にあずけて様子がわからないと困るので同意することになります。
在宅診療で来てくれる医師はもちろん大病院なみの検査なんてできません。穏やかに過ごせる最期を提案してくれるはずなのですが、このような方の望みはそうではなく「90歳で死ぬわけないので全力で治療しろ。ここでずっとみてるからな」ということになるんですね。
最初のニュースは女性二人で訪問したのがまずかったです。そういう体制しかとれないところもあるでしょうが、こういうことがあると診療所も考えないといけませんね。
男性医師が女性患者を診察するときは女性看護師や女性職員を同伴させるのが鉄則となっています。今後は女性医師が訪問診療で患者宅に行くときは男性職員を同伴させるのが必須になってくるでしょうね。それでも銃を使われたりするとどうしようもありませんが・・・
今後訪問診療が普及するにつれてこういう問題も多々出てくるでしょう。皆の経験を集めていきましょう。
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