これは新しい知見でした。
ロキソプロフェン100mgを8枚でロキソニン1錠。ケトプロフェンなら5枚でロキソニン3錠です。意外にケトプロフェンが多いですね。モーラステープもまだ結構処方するので注意したいです。
湿布で危険なのはロコアテープ。
ロコアはかなり吸収されて、2枚はるとNSAIDsの1日内服量に相当してしまいます。なんなら痛いところ以外に貼っても効果あるんじゃないかというくらいで、たしかに効果は実際にもあります。
たまーに10枚くらい湿布貼って足りない足りない言う人がいるのですが、これで腎不全になったら責任を取らされるのでしょうか。
ジクトルテープもかなり経皮吸収されることで有名です
「本剤3枚貼付時の全身曝露量がジクロフェナクナトリウム経口剤の通常用量投与時と同程度に達することから、1日貼付枚数は3枚を超えないこと。」
と記載されています。こちらは湿布という扱いではなく枚数制限がありません。かなり危険だと思います。内科の医師が終末期の疼痛緩和につかったりするのはいいですが、一般的な患者さんに処方して、その人がわからず何枚も貼ってしまったら・・・
まぁそんなすぐに腎障害を引き起こすこともないでしょうが、気をつけましょう。
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