もう無茶苦茶ですね。エビデンスベースドメディスンが叫ばれるこの時代にこれは不可解です。皆言っていますがこれでは裁判所ベースドメディスンです。
ALT30といえば私でも飲酒後の採血ではなりうる値です。
2014年のこちらの記事
https://www.skgh.jp/wp/wp-content/themes/skgh/department/inspection/pdf/vol13.pdf
また軽度肝機能障害(ALT;31~40 IU/l)が長期的に健康へあたえる影響がまだ不確実でもあります。
こちらの記事ではB型C型肝炎の治療基準がALT30以上であるが血液検査上の正常値は40以下であることに言及した上で、30以下はやりすぎではないかと言っているわけですね。
まぁでもこれも一有識者のエクスペリエンスでしかありません。
30以上を引っ掛けて精密検査に回すとこれだけ肝臓の病気を発見できました!というエビデンスが蓄積されないとこの基準は採用するべきでないと思います。まぁ結局裁判所が怖くて検査することになってしまうんでしょうね。消化器内科の先生ごめんなさい。
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