認知症薬「レカネマブ」保険適用、年298万円見込み
認知症薬「レカネマブ」保険適用、年298万円見込み エーザイ開発 - 日本経済新聞
中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)は13日、エーザイと米バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を保険適用する薬価(薬の公定価格)を承認した。体重が50キロの人の場合、年...
米国では400万円でしたが日本では体重50kgとして298万円になりました。もちろん自分出払うわけではなくそのほとんどを現役世代が負担します。そして治療薬ではなく進行をおくらすだけなので患者さんやその家族は効果を感じることはないでしょう。点滴してるのにどんどん悪くなっていく・・・という感想になるはずです。
年間のピーク投与患者数が3.2万人、市場規模で約1,000億円とされているようですが、もっと患者は増えるでしょう。投与要件に脳髄液検査やPET検査が課される予定とのことですが、これで一つクリニックを立ち上げるところがでてもおかしくありません。なんたって需要はとてつもなく多いのですから。いくら薬価差益がすくなくても診察して検査していろいろしたりするだけで儲かるわけですし患者さんを集める効果としては絶大です。
日本で数をだして量産効果を出して海外で売る、ならまだわかりますが海外でこれは保険がとおるのでしょうか。保険というのは確率が低くて損失が大であることに備えるものです。認知症なんてほぼ全員がなるものでそれに対して保険金を出すのはビジネスとして成り立ちません。日本の国民健康保険は保険ではなくてむしろ税金であり社会福祉としての側面が強くなっています。
1000億円あれば大学生の授業料無償化もできたであろうに、日本の突き進む道はこの道です。未来があるかないかでいうとないんでしょうね。
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