ゾフルーザってどうなの?インフルエンザ治療薬まとめ

昨年?というか今年から使用可能になった新しいインフルエンザ薬ゾフルーザ 一般名:バロキサビルマルボキシル

 

他の薬の特徴と合わせて紹介します。

 

ゾフルーザの特徴は1回の経口投与で治療終了するのが最大の特徴です。

小児、体重によって投与量が変わります。

80kg以上 20mg錠を4錠

80kg以下 20mg錠を2錠

 

12歳以下の場合

40kg以上 20mg錠を2錠

20kg以上40kg未満 20mg錠を1錠

10kg以上20kg未満 10mg錠を1錠

 

治療効果についてはこちら

CAPSTONE-1試験:New England Journal Medicine 2018 sep.

インフルエンザの罹病期間を有意に短縮しタミフル(一般名:オセルタミビル)と同様であったとの論文です。

 

他の治療薬

・タミフル:1日2回を5日間飲み続けないといけない

・イナビル:吸入は1本1回ですが2本必要なことがおおいので忘れずに。

・リレンザ:1日2回吸入を5日続けないといけない。

・ラピアクタ:点滴1回だが点滴しないといけない。

 

吸入は咳をしているインフルエンザ患者がしっかりできているのか疑問でした。

そういう理由で私はタミフルを使うことが多かったです。

どんお治療薬も熱が出てから2日以上経っていると効果はほとんどないとされています。(データがない)

 

検査で陰性の場合は麻黄湯や葛根湯なども使用すると良い。

 

解熱薬としてはロキソニンなどのNSAIDsではなくカロナールを処方しましょう。

 

ただし

基本は熱が治まってから2日間(かつ発症から5日間)は出勤通学外出は禁止です。

 

ほんとに効果があるのであれば手軽に治療できて良い薬だと思います

 

タミフルは272円x10錠

イナビルは1キット2139円

ラピアクタはバイアル150mgが3117円、300mgが5792円

ゾフルーザは20mg1錠が2394.50円なので値段は高めですがイナビルとほぼ同じです。

→となると若い人はタミフルでいいです。となりそうな気がします。