なかなかすごい資料がでてますね。国のおえらいさんが考えたところによると、医療費が増えた理由は医師数が増えたから!だそうです。
まぁたしかにそれも一員ではあります。正の相関はあるでしょう。ですが他にも原因はいっぱいあります。私がすぐに思いつくだけでも、高齢化による合併症増加、医療技術の進歩による高度医療、裁判に備えるための過剰医療などなど上げればキリはないのですが、この資料は真実を見つけるための資料ではなく、「どうしたいか」が書かれている資料なのでそういうつもりで読まないといけません。
つまり国の見解としては「医者が増えたことによって医者が収入を維持するために不要な検査や治療をしているから医療費が増えている。だから医者を減らそう!医学部の定員削減だ!」というのがやりたいことのようです。
まぁそれなら別に私としては問題ありません。削減してくれたほうがいい。希少価値があがります。
ちなみに生成AIであるClaudeさんの意見はこちら
日本の医療費が増加し続けている主な原因としては以下のようなことが考えられます。
- 高齢化の進行 日本は世界で最も高齢化が進んだ国の一つであり、高齢者人口の増加に伴い、医療費も増加しています。高齢者は一般的に医療サービスを多く必要とするため、高齢化が医療費増加の大きな要因となっています。
- 医療技術の高度化 医療技術の進歩により、新しい治療法や医療機器が開発されていますが、これらは高価であることが多く、医療費の増加につながっています。
- 慢性疾患の増加 生活習慣の変化や高齢化に伴い、がん、糖尿病、心疾患などの慢性疾患が増加しています。これらの疾患は長期的な治療を必要とするため、医療費を押し上げる要因となっています。
- 医療制度の構造的な問題 日本の医療制度は、フリーアクセスと出来高払い制度を特徴としており、過剰な医療サービスを助長する可能性があります。また、薬価の設定方法なども医療費増加に影響を与えていると指摘されています。
- 国民の医療に対する意識 日本では、医療サービスに対する国民の期待が高く、軽微な症状でも医療機関を受診する傾向があります。このような国民意識も、医療費増加の一因となっていると考えられます。
医療費の増加は、日本の社会保障制度の持続可能性に大きな影響を与える問題であり、これらの要因に対応した政策的な取り組みが求められています。
すばらしい!その通りだと思います。ここに医師数の増加は全く挙げられていません。それについて聞いてみたら・・・
医師数の増加が医療費増大の直接的な原因であるという説については、慎重に検討する必要があります。
- 医師数と医療費の関係 医師数の増加が必ずしも医療費の増大につながるとは限りません。むしろ、十分な数の医師がいることで、予防医療や早期治療が促進され、長期的には医療費の抑制につながる可能性もあります。
- 医療需要の増加 高齢化や慢性疾患の増加など、医療需要が増加している状況では、医師数の増加は需要に対応するために必要な措置とも言えます。医師数が増えたから医療費が増加したのではなく、医療需要の増加に対応するために医師数が増えたと考えることもできます。
- 医療制度の影響 日本の医療制度では、出来高払い制度やフリーアクセスが医療費増大の要因として指摘されています。医師数の増加よりも、こうした制度的な要因が医療費増大により大きな影響を与えている可能性があります。
- 医療の質の向上 医師数の増加は、医療の質の向上につながる可能性があります。十分な数の医師がいることで、より適切な医療サービスが提供でき、結果として患者の健康状態が改善し、長期的な医療費の抑制につながる可能性もあります。
したがって、医師数の増加が医療費増大の主な原因であるとは言い切れません。医療費の増大は、様々な要因が複雑に絡み合った結果であり、医師数の増加はその一部を担っているに過ぎないと考えられます。医療費の適正化に向けては、医師数の調整だけでなく、医療制度の改革や予防医療の推進など、多面的な取り組みが必要です。
ご尤もです。有料の生成AIは本当に賢くなりました。医師国家試験に合格するというのも理解できます。内科医としてはこれに勝てないといけません。検査するかどうかなどを決めるのは医師でいいのでしょうが、それを解釈するのはAI、という時代もくるのかもしれません。
話は戻って日本の医療ですが医療費が増え続けているのは事実でもう限界です。医師数を削減するにも国家試験合格者数は増えていますし、医学部の店員も減っていません。すぐには無理。団塊の世代の看取りがおわったら、かわっていくのでしょうか・・・?
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