テニス肘には注射よりリハビリ?

医療
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Corticosteroid injections, physiotherapy, or a wait-and-see policy for lateral epicondylitis: a randomised controlled trial

上腕骨外側上顆炎に対して注射と経過観察と理学療法のどれがよいか比較した文献です

185名の6週間以上外側上顆炎の症状がある患者を、3つの治療法に無作為に割り付けました。 主要評価項目は、全般的改善度、主訴の重症度、痛み、肘の機能障害、患者満足度でした。 副次評価項目は、握力、圧痛閾値などでした。評価は3週、6週、12週、26週、52週の時点で行われました。

6週時点では、注射群が全ての評価項目で他の2群より有意に優れていました。 成功率は注射群92%、理学療法群47%、経過観察群32%でした。 しかし、注射群では再発率が高く、長期的(52週時点)には理学療法群が最も良好な結果を示しました。 成功率は注射群69%、理学療法群91%、経過観察群83%でした。 理学療法は経過観察よりも良好な結果を示しましたが、有意差はありませんでした。

外側上顆炎の治療では、各治療法の長所と短所について十分に説明することが重要だと結論づけられています。 症状を早期に改善したい場合は注射が適しているが、長期予後は不良となる可能性があります。 多くの場合、適切なアドバイスと必要に応じた鎮痛薬の処方による経過観察で十分です。 6ヶ月後の改善は理学療法が最も見込めますが、経過観察との差は小さいため、追加の治療リソースに見合う価値があるかは議論の余地があるとしています。

理学療法ってなんなんでしょうね?

理学療法は、6週間にわたって9回の治療を行いました。内容は以下の通りです。

・パルス超音波療法:7.5分/回、2W/cm2の出力、20%のデューティ比で実施 ・深部横摩擦法マッサージ ・運動プログラム:痛みが軽減した後、手首と前腕のストレッチ、筋力強化、作業動作の練習を4段階で段階的に行った。また、全ての患者に自宅で行う運動器具と説明書が渡されました。 研究に参加した理学療法士72名(31施設)は、本研究で必要とされる治療技術について事前にトレーニングを受けています。

これじゃあんまりよくわかりませんね。どれがクリティカルだったのでしょうか。まぁ注射も補助的に使いながらリハビリするのがいいということですね。lancetにのった論文です。覚えておきましょう

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