精神科病院で重度の床ずれ発症、転院後に患者死亡 遺族が提訴へ
静岡県沼津市の精神科病院で2021年、入院患者の男性(当時80歳)が重度の褥瘡(じょくそう)(床ずれ)を発症し転院後に死亡したのは、入院中に必要な処置を受けられなかったのが原因として、遺族が病院側に慰謝料などを求める訴訟を起こすことが分かった。18日にも静岡地裁沼津支部に提訴する。訴状などによると、男性は脳梗塞(こうそく)の後遺症でせん妄症状があり、21年10月2日、「ふれあい沼津ホスピタル」に入院した。2日後、家族の承諾がないまま、強制的に患者を隔離する医療保護入院へと移行。男性は約1カ月間の入院中、低栄養状態になったうえ、骨や内臓が見えるほど腰部が壊死(えし)する重度の床ずれを発症した。 面会を拒むなど病院の対応に不信感を抱いた家族の求めで、男性は同11月2日に転院した。その際、院長は家族に対し「(男性の)混乱がひどく対応に苦労した。我々としては最善をつくした」と話したという。男性は同12月11日、転院先で床ずれが原因とみられる急性肝不全のため死亡した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/35619b85c3ea7cb552efb3ce53fc913370718303
我々医者とすれば床ずれなんて最悪1日でできますし、いくら予防していてもなるときはなってしまうものです。誤嚥や転倒に近いものです。床ずれで骨が見えるほど放置された、というのが家族の心情のようですが、これがどういう結末になるかは確認したいところですね。
今までの判決をみれば誤嚥や転倒ですら、予見できたと判断されて病院、施設が有罪とされています。これを予防しようとすればもう食事もあげずに無重力空間で浮かせておくという到底不可能なことをやるしかありません。ですがそれを裁判官が要求しているのでやるしかないのです。それが不可能なら廃業です。
その結果地方の観光地ではもうビジネスが成り立たなくなってきましたね。介護施設がなくなると病院から退院できる人がますます減ります。
日本の医療は裁判所によって潰されるのでしょう。この流れはどうしようもありません。
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