私が初期研修医のときはよく言われていました。低アルブミン=低栄養だから付加食をあげよう。なんて流れでした。ですがプレアルブミンも含めてこの概念は崩れ去った様子。
2番目の図で示されるように、低栄養=低アルブミン血症つまり低アルブミン血症でない=低栄養でない
というのが真実なくらいでその逆は違うということなのですね。
なので指標として低アルブミンを用いるのは間違い。何をもちいるかというとそんなものはないというのが結論の様子。
まぁでも低栄養状態なんてみればわかりますよね?3日くらい口からご飯を食べていなかったりするならもう低栄養でしょう。だからその原因を改善すればいいだけなのです。
これってフレイルとかロコモティブ・シンドロームとかと同じ雰囲気を感じるんですよね。「当たり前」のことにわざわざ名前とか定義をつけて病気を作り出している感じがします。
「老衰」には数字的な定義がなくてちょうどよく社会に馴染んでいると思うのですがそれくらいでいいんじゃないでしょうか。
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