b.正中神経障害→母指〜中指が曲がらない
c.尺骨神経障害→環指、小指が伸びない
なのですが結局似たような手になることが問題でわかりにくいです
いわゆるかぎ(鉤)爪変形(鷲手変形)は尺骨神経障害のcの図ですが、伸ばそうとしているのに環指、小指が伸びない状態を指しています。
いわゆる祈祷師の手が正中神経障害のbです。これは曲げようとしてるのに曲がらないという状況を表しています。
撓骨神経麻痺はわかりやすいですね。手関節の背屈ができません。
これに加えて前骨間神経麻痺と後骨間神経麻痺を覚えないといけません。
前骨間神経は正中神経の枝です。しかし感覚障害は生じません。母指と示指の第1関節の屈曲ができなくなるので、OKサインをしようとすると水滴のような形になり涙の雫サイン陽性となります。これは手根管症候群でもそうですね。
後骨間神経は橈骨神経の枝です。しかし感覚障害は生じません。手関節の背屈は可能ですが、指の伸展が不可能になります。
これくらいは最低限おぼえておかないと。とはいいつつ臨床で見ていなければ忘れてしまうのが悩みどころ。たまには思い出さないと
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