ほんとかな?リドカイン、注入前の皮膚表面滴下で処置痛軽減

 ベッドサイド処置を受ける患者481例を対象に無作為化試験を実施。リドカイン注入前の皮膚表面滴下による処置痛軽減効果を検討した。

 その結果、皮下注射のみの対照群に比べ、リドカイン約1-2mLを皮膚に滴下した群で処置痛の有意な改善が見られた(VASスコア16.6±24.8mm vs. 12.2±19.4mm、P=0.03)。サブグループ解析で、皮膚への滴下は主に末梢挿入型中心静脈カテーテル(PICC)の疼痛が改善したことが確認された(18.8±25.6mm vs. 12.2±18.2mm、P=0.02)。

Patel BK et al. Comparison of Two Lidocaine Administration Techniques on Perceived Pain From Bedside Procedures: A Randomized Clinical Trial. Chest. 2018 Apr 24. pii: S0012-3692(18)30630-5. doi: 10.1016/j.chest.2018.04.018. 

 

海外ジャーナル | m3.com https://www.m3.com/clinical/journal/19074

 

キシロカインを処置前に皮膚に垂らしておくと痛みが軽減するというもの。

個人的な感覚ではぱっくり開いた傷のなかに垂らした場合は効果があると思っていましたが、皮膚の上からで浸透するのかな?という印象です。

 

でも透析のひとのリドカインテープもありますし、わずかではありますが効果があるのかも

 

原著論文が見れないので何秒垂らしておくと効果があるのかわかりませんが、試してみようと思います。

でも試せる機会があまりない??