外科医はなぜ増えないのか

医療

セカンドコールという意味不明な当番が遅れてきたことに起こっている外科医

昭和の価値観ですね。現代人にこれは受け入れられません。昔のお医者さんは医者という人生を生きているのに対して、現代人は医者という仕事をしているだけの一般人なのです。

ですから仕事は9-17時で当たり前。当直?してもいいけどちゃんと給料ちょうだいね。学会発表?なんですかそれ?みたいな感じです。さらにはオンコール?セカンドコール???なんですか?

そもそも我々医者は経営者からナメられています。低賃金でいくらでも働くと思われているのです。

市立病院が残業代10億円未払い 労基署が勧告も2億円しか支払わず

 医師や看護師ら約1100人に時間外勤務手当を適正に支給していなかったとして、宮城県大崎市の大崎市民病院が古川労働基準監督署から是正勧告を受けたことがわかった。未払いは、約10.5億円。病院は約2.3億円は支給したが、経営の状況から8億円超は支払わない考えだ。

市立病院が残業代10億円未払い 労基署が勧告も2億円しか支払わず(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
医師や看護師ら約1100人に時間外勤務手当を適正に支給していなかったとして、宮城県大崎市の大崎市民病院が古川労働基準監督署から是正勧告を受けたことがわかった。未払いは、約10.5億円。病院は約2.

未払いを指摘されていながらお金がないから支払いません。なんて言っているのです。完全にナメられています。これは裁判でも起こして絶対に回収しなければいけない残業代です。

この外科医も患者がいるから仕方ないだろ!と言って無給で仕事をしてしまうはずです。それで苦しむのは自分だけではなく将来の外科医たち。すでに外科医は家庭を犠牲にしないとなれない職業となってしまいました。もう時すでに遅し。外科医は減少する一方ですが、その原因は上司にあるということをいつ彼らは気づくのか・・・

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