外来バイトはいつまで儲かるのか

我々医師は外勤という名のアルバイトをよくしています。というのも割がものすごくいいからです。

 

土曜日午前3時間の外来で10人診るだけで50000円とかはザラにあります。

 

初診料が2700円としても明らかに赤字なのですがなぜこのようなことが成り立つのでしょうか。

 

少なくとも医師の診察だけでは赤字です。

整形外科でいうとレントゲンを撮ったりして腰椎2方向でです。2870円です

それに加えて注射したり…膝関節注射で800円です

 

運動器リハビリテーションで2単位 3700円

全部一人に無理してしてもらってようやく10000円弱になります。

これで10人なら10万円の収益・・・そんなうまくいくはずもないですし病院には受付の人や外来看護師、放射線技師、理学療法士なども必要です。

 

土曜日にやっているところは周りに土曜日営業しているところが少ないのでやっているというくらいで赤字なところが多いのではないでしょうか。

 

単体で赤字でも内科とか他の科も合わせれば黒字・・・?になるのかは非常に難しい計算です。

 

平日は大学院生などがやっているところが多いので常勤の医師が勤めるのは難しいでしょう。

 

麻酔科も手術麻酔で全身麻酔料8万円を全部もっていける病院もあります。

 

常勤よりもアルバイトの方が給料がいい・・・こんなので日本の医療は回るのでしょうか?

 

結婚して引退した女医さんも多くバイトとして働いています。

いずれこの相場が終了する時期がくると思われます。