月15回以上受診した生活保護者が約1万人

医療

マイナで受診把握迅速化 生活保護者の「頻回」是正 厚労省

同じ病気で同じ医療機関を受診する回数が多い「頻回受診」は、重複する検査や投薬による患者への悪影響に加え、医療費適正化の観点からも問題になっている。  生活保護受給者の場合、医療機関などを受診しても原則自己負担が発生しない。同省によると、月15回以上受診した生活保護者が2022年度は約1万人に達し、医師が「必要以上の受診」と判断したケースは約2000人だった。

保険証廃止の本当の理由はこれなんじゃないでしょうか。月に15回以上の受診はどう考えても多すぎます。夜間救急を受診している例もたくさんあるでしょうし、確実にこれは医療者の負担になります。開業医は逆に金蔓としてみることもあるわけで、ここにメスが入るのは当然でしょう。

厚生労働省:全国福祉事務所長会議の資料について

生活保護費のうち生活費は3割しかないのです。半分は医療費に消えています。もちろん病気が原因で働けなくなり生活保護になった人もいるでしょうがこれは多すぎるのではないでしょうか。

これをマイナンバーで管理することで不適切な受診を抑制できれば・・・ということですがまだまだ難しい問題もあります。不適切の定義をどうするのかは難しいです。民医連などの病院では月に15回受診しても適切!と判断されるでしょう。一定基準で切るのは難しく結局ここは個人の判断となってしまいます。

医療費削減を目指すのはわかりますが、結局受診を抑制できるのは自己負担の増加しかないのでしょうか。マイナ保険証には賛成ですがそれで医療費が減るのかは疑問です

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