少子化で小児科もピンチ

医療
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これはなかなか衝撃的なグラフ。小児科医師は増加していますが少子化が急激すぎて食いっぱぐれる可能性すら出てきました。さらには医療が発達して予防が可能な疾患も増えましたし病気にかかる子供も減っています。

一方でこれからも20年くらいは老人が増え続けます。大抵の成人科は患者が増えることで忙しくなり、また社会保険料があがってしまうのでしょう。食いっぱぐれるみらいはまだ見えません。

ですがその先はどうでしょうか。2050年に人口は1億人ちょっとになりいまから2,3000万人減っていることになります。ですが医学部の定員はまだ減らす予定もないようです。そもそも今の1学年1万人が医師になるのは変な話だと思います。同世代の人口が120万人で1%弱が医師。これが20年後今と同じ定員なら80万人のうち1%強が医師になります。その時老人の医療需要はピークを迎えるでしょうが、そこから先は右肩下がりです。

突然人口が増えるわけもありませんので医師数はいまくらいをピークにしないとまずいんじゃないでしょうか。そのためにもまずは病院の統廃合を進めたほうが・・・

小児科は一歩先の未来をみることになります。産婦人科小児科は国にとっていちばん大事な分野。この分野が保護されないなら、老人を治療している我々は・・・覚悟しておきましょう。

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