複雑骨折した!って子供の頃によく嘘で言っていたと思います。
そのころのイメージとしてはボロボロに骨が折れた状態、というイメージだったとおもうのですが、実際に医学の世界で使われる場合は違います。
というかそもそも複雑骨折という言葉自体ほとんどつかいません。
普通の骨折か、開放骨折かのどちらかです。
開放骨折というのは皮膚を突き破って骨が出てきているような高エネルギー外傷での骨折を言います。一応定義上がこれが複雑骨折になります。なので骨折の形は関係なく、大きくポキっと2つに折れているだけでも皮膚を破っていれば複雑骨折です。
単純骨折では骨折系により2partの骨折であったり複数の破片に別れたりするものがあります。世間で使われている複雑骨折だと、この複数の破片があるものがこれに相当すると思われます。
心臓麻痺であったり意識不明の重態であったり病院で使われないものの世間では使われている言葉は意外と多いものです