2017年3月17日医師国家試験の合格発表がありました。今年も合格率90%前後といつも通りでしたね。
晴れて研修医となるみなさんに4月までにするべきことを紹介します!・・・まぁ今くらい遊びたいでしょうけど、周りに差をつけるなら今です。
・まずは救急の勉強を
研修医は基本的には外来をもちません。病院によっては上級医の外来の予診をやらされるなどありますが、救急外来がメインとなるはずです。日中の平常外来でもまず救急疾患を考えなければなりませんので救急の勉強をしましょう。
つまり緊急性の高い疾患の否定ができるようになろうということです。
救急外来でもウォークインが多いところではなんともないような風邪にまぎれて緊急性の高い大動脈解離などが歩いてやってきます(実際に私も経験しました・・・)
3年目以降の外来でもこの人は薬で1週間後再診、この人は今すぐに入院して治療などといった判断を迫られます。
また通常の病棟業務でも消化器疾患で入院しているひとが胸痛を訴え始めたなど急変することがあります。こういうときでも救急の初期対応の経験が生きますし、どの科にいっても生きてくることです。
おすすめの本ですが、当直ご法度には目を通しておくべきです
この紫の本もおすすめです
・つぎは一般内科的なことと感染症の勉強を
つぎに点滴や抗生剤などこれもどの科でも使う知識を勉強しましょう
たとえば細胞外液と維持液の違いや誤嚥性肺炎に対する抗生物質の使い方などが重要です。また食事も重要で、糖尿病の人にどれくらいのカロリーの食事を出すのか、塩分はどうするのか、腎不全の人はどの食事を使うのかなども勉強する必要があります。
・・・が、これは働き始めないと実感がわかないことが多いです。
・薬の名前を覚えよう
これも救急と関係しますが、よく使う薬の名前や投与量は覚えなければなりません。
ロキソニンやカロナールといった解熱剤。
ミヤBMなどの整腸剤
マグミットなどの下剤
などなど山ほどあります。
以上3つ上げましたがどれも4月までに勉強することは難しいです笑
なので4月からこんなふうにするんだなぁと言った感じで今を楽しみましょう!
初期研修で学ぶべきことは専門的なことはそれほどおおくなく、どの科にいっても役立つ知識になります。そこを意識しながら頑張るとよい2年間になることでしょう