抗ヒスタミン薬 まとめのまとめ 違いと使い分け

第1世代 古いので安いが1日3回内服が必要だったり眠くなったりでいいことがあまりない。しかし古いゆえに安全性は確立

ポララミン 
アタラックスP (不穏時の指示に入ってたりするくらい眠くなる)
レスタミン(睡眠導入剤ドリエルの中身)
などなど あえて覚える必要もない。

 

 

第2世代 薬価はほとんど1日で100円〜150円。眠くなりにくい。

アレジオン(エピナスチン) 抗セロトニン作用が強いのでかゆみによく効くかも
エバスチン(エバステル) 肝臓で代謝されてから効果出るので遅い
ジルテック(セチリジン) アタラックスの改良版 結構強い
ザイザル(レボセチリジン) ジルテックの上位互換(光学異性体のみを抽出)
クラリチン(ロラタジン) 肝臓で代謝されてから効果でる。一番新しい。

デザレックス(デスロラタジン)クラリチンの強化版(光学異性体)。安くて眠くなくて食後でも大丈夫とメーカーは言っているが・・・
以上5つが1日1回

 

タリオン(ベポタスチン) 多剤併用でも効果薄れにくい 即効性もあり
アレグラ(フェキソフェナジン) 弱いけど眠くなりにくい。薬価が高い。
アレロック(オロパタジン) とても強いけど眠い
以上3つが1日2回

 

アレグラ クラリチンは運転禁止とは添付文書に書かれていない。が効果は弱い。

 

 

腎排泄はザイザル、アレロック、タリオン、ジルテック 腎機能悪い人では減量必要
逆に腎機能いい若者では効果が薄れる。
エバステル、クラリチンは肝臓で代謝されてから効果が現れるので立ち上がりは遅いが他とは全く効き目がかわったという人も。

 

眠気の頻度はアレロック、ジルテック、タリオン、ザイザルの順に多く、アレグラが最も少ない
そしてこの順に効果も高い様子(個人差はあるが)

 

一番売れているのはアレグラのよう
第二世代抗ヒスタミン薬:フェキソフェナジンが一番人気:日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/survey/201501/540433.html

 

新しい抗ヒスタミン薬としてデザレックスやビラノアが登場してきましたが、どうなることやら