いろいろありますがまずは種類をこれくらいは覚えます。
機械性下痢
・塩類下剤:マグミット(酸化マグネシウム)
便に水分を含ませ排便しやくする。量は人によりけりなので調整しつつ使う。
大腸刺激性下剤
・センナ、アローゼン
・センノシド(プルゼニド)
・ピコスルファートナトリウム(ラキソベロン):習慣性がない!
・ビサコジル(テレミンソフト)
・・・無理矢理だそうとする薬。眠前に飲むことが多い。
・クロライドチャネルアクチベーター(アミティーザ)
新しいCLチャネルを介した下剤。小腸に作用する。薬価が少しだけたかい(1日320円くらい)
が、かなり出るらしい!
以上は内服薬。座薬では・・・
・新レシカルボン座薬
・グリセリン浣腸
座薬のほうが即効性が高い。常用するのではなく一時的に使う用
その他
・パントシン(ビタミンB5)
おまじない程度に使う薬です。
*****使い分け*****
第一選択は機械性下剤つまりマグミット。
それでも効かないなら刺激性下剤を追加。
しかしこの手の薬には習慣性がある!(連用すると効果がうすまりさらに増量しなければいけなくなる。)
高齢者はほかに飲んでいる薬も多いので原因となる薬剤がないかチェックも必要。
特に
三環系抗うつ薬、抗コリン薬、麻薬性鎮痛薬、麻薬性鎮咳薬
が原因となります。