指を切った時、止血のために輪ゴムで縛るのはやめて!

世の中にはびこる医学的に間違ったことを紹介していきます。

 

最初の1つはタイトルまんまです。指を切った時、止血のために輪ゴムで縛るのはやめて!

 

逆効果なのです。

 

医師看護師ならイメージできると思いますが採血するときに駆血帯をするとおもいます。それと同じになってしまうのです。

本来なら心臓に戻っていく血液が輪ゴムで遮断されてぜんぶ切り口に行ってしまいます。

しかし動脈はそうそう縛られませんので血液は輪ゴムの先にいく。。。

 

これでは出血を助長しているのと同じなわけです。

 

もちろん動脈を縛るくらいに強くすればいいのですがそこまでできる一般人はいません。

一般のかたは動脈圧と静脈圧なんて知りません。しばれば血が流れなくなっていると思ってしまうのです。

 

正解は

・縛らずにガーゼなどで創部を直接圧迫止血!(ティッシュは創部で固まってしまうのでよくない)

・心臓より上に上げる!(血液がうっ滞せず戻ってきます)

 

この2つです。

RICE処置と似ています。切り口ですので冷やすのはあまり効果ありません。(気持ちいいくらい)

 

みなさんに知ってもらいたい医学知識でした。