ニールスプリントFとSPの違い

医療

意外とこの2つの違いを知らない人が多いようです。

オルソグラスもオルソグラスIIとオルソグラスNWがありますが、

ニールスプリントFとオルソグラスIIがファイバー素材

こちらはいわゆるギプスと同じ素材でめちゃくちゃ硬くなります。トゲトゲしていてはみ出ると痛いです。これを使うくらいならギプスを何層か重ねて包帯と巻けば同様の機能をもたせれますのであんまり置いてない印象です。

ニールスプリントSPとオルソグラスNWがプラスチック素材

こちらはすこし柔らかめで、足関節などで使うと底屈の力に負けて尖足になるくらいです。しかし扱いやすくレントゲンの透過性も良いです

端がはみ出た時もハサミで簡単にカットできますし当たっても痛くないです

どちらも同じ値段なので両方導入しといて欲しいくらいなのですがさすがに場所を食うのでプラスチック素材の方だけ置かれているイメージです。

本当に硬さが必要なときはギプスを何層かに折り返してシーネのように使う方がいいかもしれません。(まぁでもそんな時はちゃんとギプスでぐるぐる巻きの方がいいですけど)

ちなみにニールスプリントが1ロール10000円くらい。オルソグラスが1ロール15000円くらいです。3号とか4号なら4.5mはあります。

大きな男性の足関節に使うと一回で80cmくらい。5回分くらいしかとれません。3000円分です

エラスコットも1巻300円くらいします。

四肢ギプスシーネ半肢(片側)だと収入は7800円です。

半分くらいが材料費に取られるのはつらいですね。

ちなみに橈骨遠位端骨折で上腕から固定すると、上肢という扱いになり12000円です。

使う量も少ないのにこっちの方が効率いい…