意味のわからないことがまた始まりそうです。コロナの検査で陰性の発熱患者はインフルとして対応するようです。同時検査キットも出てきているのにこんなことをするのは意味がわかりません。
これはインフルもコロナも同時流行しているなら百歩譲ってまだわかりますが、コロナ対策でマスクをしてインフルがかなり減っている中これをやってしまうと誤診だらけになるでしょう。
上気道症状があって発熱しているなら何らかの呼吸器感染症ですが、区別するならしっかり区別、しないなら検査すらしないほうがよいです。インフルはまだ治療薬があるので区別する意味がありますが、ライノウイルスなどは陽性が確定しても治療がなく予後も良好なため検査する意味がありません。
やはりこの冬は同時抗原検査キットがまず第一選択で、両方とも陰性であれば他の感染症を検索、それでもなければ/もしくは全身状態が良好であれば風邪ということで対症療法。が理想的な形かなと思います。
以前は年末年始の救急外来でインフルエンザ100人が来院とかなっていましたが、今年は流石にすこし増えてきそうな気がします。また100人になるのでしょうか。それに加えてコロナも流行ったらやはり入院する人もでるでしょうし、すこし憂鬱です。
コメント