理学療法士がマッサージ屋さんをやっているわけですが、あん摩マッサージ師が違法だと訴えているわけですね。
理学療法士は基本医師の指示の下でしか業務をできない不利な資格です。一方で柔道整復師、はりきゅうあん摩マッサージ師は自分で独立開業できる資格です。
でも整体というのは別に資格が必要なわけではありません。そこら辺の一般人がいきなり整体師、マッサージしとしてマッサージ屋さんを開業しても法律的には問題ないのです。
今回の件はこれを利用して、「理学療法士がやっているマッサージ屋」として開業したらどうなるのか、という議論です。
あん摩マッサージ師からすればライバル業者なので溜まったもんじゃありません。それは法律違反だとして抵抗しているのが今回の裁判です。
理学療法士の増えすぎも原因の一つのように思います。毎年1万人近く排出されていますが、すでに供給は過剰。
理学療法士の給料は病院では下がり続けており、居場所がありません。自分で開業してマッサージ屋として食っていくほうが生き残れると判断した人が増えてきているのでしょう。
どうなるのか個人的にも注目です。保険でできるマッサージ屋さんはもういらないので、自費ならいいと思うんですけどね。
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