アメナリーフは効かない?

医療
研修医向け!帯状疱疹の治療と初期対応 ついでに予防 | Antaa Slide
このスライドは、ERでの研修医を念頭に、以下の3点を学べるよう作っています。 ・帯状疱疹の診断・初期対応 ・入院適応 ・予防 ◎目次 ・はじめに ・帯状疱疹とは、 ・片側性、有痛性の水疱ならびに紅斑!...

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帯状疱疹、自分ではあまり診療することはありませんが診断することはあります。腰痛で来院。皮膚をみるとブツブツが→帯状疱疹ですね。のパターンです。

皮膚科に紹介するので治療薬を出すことはありませんが知っておくのは大事です。私が研修医のときにアメナリーフというのがでてきて腎機能関係なしに処方できるというのでもてはやされた経緯があります。バルトレックスで腎機能障害や薬剤性脳症が起きた例などを見ているとどうも処方するのが怖いんですよね。

次にファムビルというのも新しい薬で出てきていました。

しかし注意点があります。この2つは髄液移行しないのです。さらには効果も不明・・・

ということでやはり面倒でも採血して腎機能確認の上バルトレックスを処方するべきかと。

次に予防。生ワクチンと不活化ワクチンがあります。

生ワクチンは1回ですみ値段も安いですが効果は少し弱め。免疫不全状態では禁忌ですのでリウマチ患者さんで生物学的製剤などを使っているとタイミングが難しいです。

不活化ワクチンは2回投与必要で値段も高いですが効果も高い。免疫不全状態でもまだ勧められるのでこちらが第一選択と言っていいでしょう。50歳以上では積極的に投与していきましょう。

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