なんとなくそんな気はしていましたがデータがあったようです。トロントで2007年から2012年の結構古いデータですが、高層になればなるほど救命率が低下。理由はもちろん救急隊が接触するまで時間がかかるからです。
これって地方と都会の関係でも言えると思うんですよね。地方なんて救急車が来るまで数十分かかってそこから病院にいくまでも小一時間かかることはザラです。北海道ではここで脳卒中になったらtPAは無理なんて説明も聞きました。
有名な図です。1分遅れるだけでかなり救命率は下がってしまいます。
また低層階は階段があるから安心というのも嘘です。タワマンはエレベーター着床制限があり階段が普段使用できないところも多いのです。停電時は使えますが、心肺停止患者がでたときに急に開放できるかというと、そうではないので低層だから安心ということにもなりません。停電時はまだ低層階がマシですが・・・
どちらにせよ、田舎に住んでいるのと東京のタワマン最上階に住んでいるのは心停止時には同じような結末になるわけです。じゃあどこに住めばいいのか?東京の便利なところの戸建てか低層マンション・・・そんなところ皆が住めるところではないですね。人間皆なにかを諦めないと生きてはいけないのです
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