それを言わなかっただけで440万円の和解金です。
リンクをよく読んでください。
触診の結果、左睾丸自体の大きさや位置は正常であり、左睾丸をしっかり触ることができ、いわゆる肥厚や硬結といったものはみられなかった。また、左睾丸の挙上による右睾丸との位置の左右差、当該部位の腫脹、皮膚の発赤といったものも認められなかった
初診時にここまで診察しています。典型的症状を欠いていますが確かにこの医師は疑って診察しています。カルテにも書いているのは良かったと思います。
Y医師は、鎮痙剤等の服用を指示した上で、Xを帰宅させた。鎮痙剤服用後もXの睾丸部の痛みは続いていたが、しばらくは自制範囲内に止まっていた。同日午後4時前ころから、Xの睾丸部の痛みが再び増強し、自制出来ない状態となった。
これで2回目の受診をします。そこで精巣捻転の可能性を告げられ泌尿器科に紹介となります。
結果は精巣捻転で緊急手術となりましたが睾丸を一つ失うことに。これで440万円です。
うーん。初診の時点で見抜けたのでしょうか?疑ったのはわかりますが、この時点ではsevere painではなかったということもあり医師は精巣捻転の可能性を伝えなかったようです。これが運命の分かれ道。これを言っていれば訴訟にならなかったのでしょうか?説明した上で同じ結果なら440万円にはならなかったのでしょうか?本当に難しいです。
でもこれで440万円とられるなら医師の診察料は安すぎると思います。一人あたり30分かけても3000円が初診です。検査すればもちろん収入は増えますが、安いですよねぇ。
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