すこし前からメイアクトやフロモックスなどの抗菌薬がなくなっていたことは報道されていましたがついにこちらも。
第3世代セフェムがなくなってもたいしたことはありませんが、オーグメンチンサワシリンがなくなると軽度の肺炎を入院させずに治すことが困難になります。
沖縄だけが異次元の感染拡大をしているようにもみえますが、本州も相当感染は拡大しています。特に小児が多く小児科クリニックは連日発熱患者が押し寄せているようです。統計にはでていませんのでわかりませんが第9波真っ只中というところでしょう。
上気道感染は抗菌薬不要ですが、開業医は患者との関係を考えて処方せざるをえないこともあります。そういうときに毒にも薬にもならない第3世代セフェムを出すのは確かに理にかなっていますが(低カルニチン血症はなりますが)それがなくなって皆オーグメンチンやサワシリンを処方しはじめたのでしょう。
いい加減こういう大事な薬はアクセスを制限するなどしないと医療が成り立たなくなると思うのですが、開業医の利権団体は強いのでおそらく今回もなにも変わらずこの波は終わります。そしてまた同じことを繰り返すのですね。。。電動キックボードといいどうにも世の中はあるべき方向には向かわず一部人たちが儲かるようにできています。
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