私はあんまり喉の奥を覗くことはないのですが、研修医時代は確かに苦労しました。いくら喉を見せてと言っても口が開かない人もいれば、開いたと思っても奥が見えない人がたくさんいました。舌圧子で押さえつけると咳き込んで飛沫を浴びますし、よくあんな環境で発熱対応していたなぁと思います。
そこでこの方法。確かに自分で試してみたら、軟口蓋が見えます。一瞬だけですが、扁桃腺に白苔がついているとかそれくらいならわかりそうです。
昔耳鼻科の先生に「俺たちは奥を覗き込むのが得意なんだよ笑」と言われたのを思い出します。鼻の奥、耳の奥、喉の奥、すべて奥の方にみたいものがあるんですね。
私はかつて耳鼻科も志望科として考えていましたが、この覗き込むスキルというのがどうにも苦手でやめてしまった経緯があります。やはりたくさんやっているとスキルというか、コツが身につくんですね。他科のやっていることは本当にわからなくなりますし、同業者として尊敬してやっていきたいです。
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