これは知らなかったです。薬剤師に聞いてみると、たしかにできる医者は処方箋に処方の変更理由を書いているようです。最近の処方箋は血液検査の結果が同時に印刷されていたりもしますが、こういう医師のコメントがあればやりやすいですよね。
それはそうと我々医師は他の医師の診察というのをあまり見たことがありません。本当に最初のころは上級医の後ろでみていることもありますがそれは救急外来です。後期研修医になってからそういうことをする機会はあまりなく、なんとなく隣から漏れてくる声を聞いたりして、あ、これはいい表現だなとかいって学習していくことが多いです。
処方箋のコメントもそういうことで、知らない若手医師が多いのではないのでしょうか。年次を減るにつれてそういうところにも気を配る余裕が生まれてきて、コメントができるようになると。
新しいことを知っているのは比較的若手の医師のほうが多いと思いますが、こういうテクニック的なものではやはり中堅(40-50歳くらい)が強いです。私も本当は外来で後ろに立って先輩医師の診察をみてみたいのですが、そんな空き時間は取らせてくれません。いったん独り立ちしてしまうと、なかなか他の医師から学ぶ機会はないですね。
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