なかなか確信をついている意見だと思います。
たしかに研究するのにはまったくなんのメリットもありません。給料が増えるわけでもないですしただ時間が拘束されるだけ。やっている人は自分で好きでやっている人もいますが、上から言われていやいややっている人も大勢います。でも研究は新しいことに突き進んでいく行為なので刺激的です。
こちらの記事によると燃え尽き症候群になる人は
燃え尽き症候群になったことがあると回答した医師243名に、その原因について質問したところ、TOP3は「業務量の多さ」161件、「長時間労働」139件、「十分な休日を確保できない」133件となりました
https://www.mstage-corp.jp/2022/08/10/2810
このような人たちで、「研究を頑張った人」や「研究を頑張らなかった人」という尺度はでてきません。単に忙しい人のようです。
燃え尽きたあと取った行動は意外にも現状維持が多いというのはなぞ。
燃え尽き症候群になったことがあると回答した医師243名に、その時にどのような行動をしたかを質問したところ、「何も対応せず、そのまま勤務を続けた/続けている」(42%)が最も多い回答となりました。一方で、2番目に多い回答は「退職し、別の勤務先へ転職した」(36%)となり、行動を起こした医師の中では、退職・転職を選んだ医師が多くいることが分かりました。
燃え尽きなかった人は忙しくても長時間労働でも十分な休息を確保できなくても研究をしていたのでしょうか。
その可能性は高いと私は思います。そういう人が基幹病院でえらくなっていき、初期研修医を指導する立場となります。生存者バイアスがすごいことになっているのではないかと私は思います。
医師の仕事は実は単純作業の繰り返しで飽きてくると40代の医師から聞きました。そのときに研究というもう一つの仕事をもっていれば燃え尽きることなく仕事を続けられると。
うーん私はまだ飽きるほど臨床したわけではないので、研究の面白さというのは理解できていません。今後研究の道からははずれようとおもっていますが、燃え尽きてしまうんでしょうか。
コメント