これはえらいことです。適応も効果も不明で術者がちゃんとできているかも不明なのにこれが1回28760円で算定されるようになるんでしょうか?
注目すべきは2点
一つは要件に整形外科専門医が課せられていること。これからこのように専門医しかできない手術や手技が増えていくと思います。それはある程度若者を締め付けて、人数が減ったところで来ると思います。少なくともいまはJ-OSLERで締め付けていますがそれでもまだ足りないと思っているでしょう。おそらく上層部とすれば過労死するくらいならやめてくれていいのに・・・・とか思ってそうです。
もうすこし締め付けを増やして、脱落者が増えたところでこの縛りが発動されるでしょう。専門医をもつものは給与維持。そうでないものは低い給与しか得られない時代がくるのでしょうか。
次には「神経剥離術」と比較されている点です。
神経剥離術が14万円なので11万くらい浮いて医療経済的にもいいよね!なんて言ってますがこれと比較する意味がわかりません。人工関節置換術とヒアルロン酸注射を比較するならまだわかりますが、まったく意味不明です。筋膜リリースで改善する症例のなかに神経剥離術が改善する症例はゼロだとおもいます。
まぁどうせエコー会社とかのロビー活動の結果でしょう。保険収載されたからいいというものでもないですが、自費で5万円です!といってやるのを抑止する意味合いにはなるのでしょうか。
私は専門医取得済みなので問題はないですが、2段階目の専門医まで求めるようになってくると厄介ですね・・・
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