こうしてみるとかなり似ていますよね。でもここから先は韓国のほうが一気に少子化が進みそうです。なんたって出生率が0.72です。日本は先進国の中では頑張っているほうです。
一人あたりの医師数や病床数も似ています。病院職員数は韓国が圧倒的に少ないですね。そして日本は検査機器が異常に多い。薬剤師も多い。
人件費的には日本のほうがかかる構造ですね。医療セクターに人口が吸収されればされるほど国としての力は貧しくなります。さらには予防医療の割合も低いのです。予防せずに高齢者の病気ばかり治している国に未来はありません。
開業医の電子カルテ利用率もかなり低い。韓国は全国統一のカルテがあったはずです。日本もこのようにしないと未来はないでしょう。
そんななかでの医学部定員増。
日本でも定員を減らそうとしているのに韓国は増やすと。それは確かに医師過剰になる気がします。
今の日本は20歳人口が120万人に対して医師になるのが約1万人弱
韓国は20歳人口が30万人に対して医学部定員が3000人程度で国家試験の合格率が7-8割だそうです。それが今後5000人になるんですからさすがに多い気もします。10年後20歳人口が20万人で医学部定員が5000人なら人口の2.5%が医師になる計算です。反対するのもわかりますね。
日本は定員を増やす方向にはいかないようです。削減するかはわかりません。どうせならしっかり予防医療に取り組んでいくようにしてもらいたいです。また国民健康保険を使うなら外国製のインプラントなどは使わないようにするべきです。それをつかうなら自費です。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000120212_4.pdf
よく引用されるこの図も当てになるとは限りません。だって出生率予測だって外しまくってるじゃないですか。私は医療の需要は医療の高度化とともに際限なく増え続けると思います。医者が食いっぱぐれることはよほどの変な人でない限りありえません。医者が全員食いっぱぐれるなら看護師や事務職なんてもっと食っていけなくなります。
少子化を食い止めるのは不可能でしょう。ですからその中でどう立ち回るのかを考えないといけません。自費、外国人、予防医療などなど選択肢は無限です。アンテナ張って生きていきましょう
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