医者の学会って驚くことばかりなんですよね。まず主催するのが各大学単位です。人員をどこから集めるかと言うと大学院生などの無償の労働力を集めてやっています。それでも足りなかったら外注しているところもありますが、なぜか全部それにはせずボランティアでケチろうとします。
参加する方もびっくり。仕事のスキル向上のために行くのに自腹です。平日なら有給をつかって行くことになります。旅費から参加費まですべて自腹。発表のための準備もすべて自己研鑽で残業なんてでません。
これほど意味不明な風習、ほかの業界にあるんでしょうか?全員で不幸になりに行っています。幸せになれるのは元締の教授くらいでしょうか。
医局ネキこと三澤先生はこの状況を改善したいと考えておられます。会社経営もされている方ですので法人化なども知識はあると思われます。医局自体を人材派遣会社として法人化するのはどうなんでしょうか?そうすると公立病院に医局人事で派遣することが難しくなるとかそういう事情があったり?
まともに頑張っている人にちゃんとした報酬を出すなら各病院から収益を一旦吸い上げて医局内での貢献度に応じて振り分ける・・・?これも公立病院がからむと難しいですね。
結局自由競争にまかせるのが一番いいのかなと思います。公立病院の給与も民間をみて決まるわけです。民間で稼ぎまくる医者がいれば公立病院に医者が集まらなくなり給与を上げざるを得なくなります。民間でも稼げなくなったらみんな公務員化。そんなにすぐに給与が変わることもないので下方硬直性があるとおもいます。
私は医局と学会が大嫌いです。医局は社会人野球サークルで、学会はその大会です。大会で成果をだしてMVPをとっても給与には一切反映されません。一人前のピッチャーとして認められようがそれはただの民間の資格であってやはり給与には反映されません。
この搾取制度をなくさない限り医局離れはすすんでいくでしょう。まだ10年20年は持ちそうですが・・・
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