地方大学医学部に新入学枠、付属病院勤務を条件に
政府は地方の医師不足を解消するため、地方大学の医学部に新たな入学枠を設ける制度を調整する。卒業後も付属病院で一定期間勤務するのが条件で、学生の奨学金や新枠を導入した大学の施設整備などを国が支援する案がある。新枠は臨床研修を手厚くするなどして、医師を目指す学生にとって地方勤務の魅力を高める。文部科学省や厚生労働省には医師不足が深刻な東北地方などの大学が有力候補になり得るとの意見がある。国公立大だ…
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA013A90R00C24A6000000/
いつまでいたちごっこが続くのか興味があります。田舎の医学部に進学するのは都会で医学部に入れずに仕方なく田舎に来た人です。そのような人はほぼ間違いなく都会に戻りたがっています。
そういう人たちが多いのに奨学金で無理やり田舎に残らせようとしても無駄ですよね・・・いままでの地域枠もそうやって失敗してきたわけですし、なにせ職業選択の自由があるのでどうやっても強制できないのです。学生の方から「ここで残りたい!」といってもらわなければいけません。
そのためにはやはりお金なわけですが奨学金ではすこし弱いですよね。年収が1年目から1000万超えますなんてのは他ですでに導入されておりうまく機能しているようにも見えます。
私個人の意見としてはまず募集する人を制限するべきなのではないかと思うんです。例えば宮崎県の大学なら宮崎県内の高校に通っていたことを条件にするなどです。そうすれば地元が県内の人しかこないわけですし、卒業後にも県内にのこる可能性が高いです。
正直対策ってこれくらいしかないのではないかと思うんですよね。みんなやりたがっていないというよりは、地方の医学部に来る都会出身の人がやりたがっていないというだけですから。
今回は県内ではなく大学病院に残れという仕組み。魅力を高めてのこってもらうなんて無理な話でしょう。罰則規定も設けられないので反故にする人はでてきます。みんな自由に生きているわけです。それを妨害することなんてできないのです。
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