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医療事故で70代男性が死亡 静岡県、和解金4千万円支払い

静岡県立静岡がんセンター(静岡県長泉町)は13日、2022年9月に腸閉塞手術を受けた同県東部の70代男性が死亡する医療事故があったと発表した。センターは過失があったことを認め、遺族に和解金4千万円を支払う。県は、関連議案を6月県議会に提出する。

 同センターによると、22年9月22日、腸閉塞の手術のための麻酔導入時に男性が嘔吐。気管支鏡を使用せずに気管内を吸引したため、残った吐物に気付かなかった。予定通り手術を実施した後、呼吸状態が悪化、翌日、誤嚥性肺炎による呼吸不全で死亡した。

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腸閉塞の手術後に誤嚥性肺炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症し、 死亡された医療事故のお詫びとご報告 | 静岡がんセンター

腸閉塞の手術後に誤嚥性肺炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を発症し、 死亡された医療事故のお詫びとご報告

詳細はここに書かれていますがこれで訴えられるのは意味不明です。full stomachかどうかは不明ですが腸閉塞でただでさえ嘔吐しやすい状態での緊急手術で、挿管前に嘔吐。それを吸引しきれないまま麻酔や手術をしたから肺炎になった死んだと主張しているわけです。麻酔科医は気管支鏡などで気管内をすべて確認してからでないと麻酔をしてはいけなかったようです。

医者ならわかりますがむちゃくちゃですよね。これが医療事故、有罪として扱われるならもう腸閉塞の患者は全員手術できなくなります。例え気管支鏡ですべて確認しても少量でも残っていたら肺炎になるでしょう。そうしたらまた「嘔吐しないように麻酔する注意義務を怠った」などと言われるわけです。

4000万円も払えば一人の医師の売上の何ヶ月分かになるでしょう。それが過失でもない案件でパーになってしまうのは耐えられません。なぜ反論しないのでしょうか。表に出ている情報だけ判断するのは危険ですが、おかしいとしか思えません。

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