エクソソームついに厚生労働省が動く

医療

傷に塗ったら治るとかいう頭のおかしい医者がいましたがやはりあれは詐欺です。厚生労働省も否定するほどの事態になってきました。

エクソソーム療法が注目を集める中、あまり語られていない重要な問題がありました。それは品質管理の難しさです。まず、エクソソームのサイズが極小(ナノメートル単位)であることから、純度の高い状態で分離・抽出すること自体が大きな課題となっています。

さらに、エクソソームの内容物にはバッチ間でばらつきが生じやすいという問題があります。細胞由来の物質であるため、製造ロットごとに含有成分が異なる可能性が高く、一貫した効果を期待することが困難です。また、エクソソームの品質を評価する標準的な手法が確立されていないのも大きな問題です。「高品質なエクソソーム」の定義自体が曖昧な状況では、品質保証は極めて困難です。

製造過程における汚染リスクも無視できません。培養過程でのウイルスや他の有害物質の混入の可能性は、安全性を脅かす要因となり得ます。エクソソームの品質管理は現在も試行錯誤の段階にあります。こうした状況下では、安全性や効果の保証は極めて難しいと言わざるを得ません。

エクソソーム療法に関心をお持ちの方は、これらの品質管理に関する課題を十分に理解した上で、慎重に判断することが重要です。期待と現実のギャップを認識し、科学的根拠に基づいた選択をすることが、自身の健康を守る上で不可欠なのです。

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