パイの奪い合い

医療

なかなか衝撃的なグラフです。医師の総数は34万人なのに対して歯科医師は10万人、薬剤師は32万人もいます。あまりにも医師が多すぎると感じます。参考までに警察官の人数は29万人で消防士は16万人だそうです。なんと看護師に至っては121万人もいると。理学療法士が21万人、作業療法士は11万人です。

しかも医者は他の職種と比べて圧倒的に労働可能年齢が長いのです。だって70歳で警察官してますとか70歳で看護師してますとか聞かないですよね。医者なら当たり前にいるのです。そしてそういう人がまだ年収2000万円など稼げてしまうのです。

一方で医者は免許をもって医者以外の働き方をしている人が結構います。産業医であったり美容外科もそうですが、まったく関係ないところで働いている人も増えています。結果急性期病院で働く医者はどんどん減っている印象です。なのでそこでやっていくのを憂う必要はないと思っています。

上がり続ける社会保険料にいずれメスは入るでしょうが、トップにいればなにも問題はないでしょう。開業医もどんどん窮地に立たされています。次は外来のDPC制度ではないでしょうか。そうやってドンドン締め付けられて、最後には医療職も非医療職もすべて沈没しておしまい。それが日本の最後の姿でしょう。いつになるかはわかりませんがそれまで精一杯あがきましょう。

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