本質的に同じでも、心理的に違う

医療

画像をみれば確かに納得。。。。

マリオの画像では左がまだ安全に見えますがみぎと全く同じ状況です。落ちたとしてもどこかに手が届くかもしれないというのは心理的には安全です。現場猫の方はカゴがあれば確かに掴まれますしまだ安全です。マリオでは柱があってもなにもかわりませんが心理的に違うと・・・・

価格設定: 100円の商品が20%オフで80円になる場合と、80円の商品が25%増しで100円になる場合。 数学的には同じですが、消費者は値引きに魅力を感じやすい傾向があります。

確率表現: 手術の成功率が90%と言われる場合と、失敗率が10%と言われる場合。 統計的には同じですが、成功率で表現された方が心理的に安心感を与えます。

食品ラベル: 「脂肪分95%カット」と「5%脂肪分」という表示。 栄養価は同じでも、「カット」という表現がより健康的な印象を与えます。

時間の認識: 「あと3日」と「72時間以内」。 同じ時間を指しますが、日数で表現するか時間数で表現するかで緊急性の感じ方が異なります。

選択肢の提示: 「オプトイン(選択して参加)」と「オプトアウト(選択して不参加)」。 デフォルトの状態が異なるだけで、人々の選択に大きな影響を与えることがあります。

こういう言葉の綾みたいな例っていっぱいありますよね。うまく使えるようになればつよいです。

医療分野ではまだまだ良い言い方があります

生存率と死亡率: 「この治療法での5年生存率は80%です」と「この治療法での5年死亡率は20%です」。 統計的には同じですが、生存率で説明された方が患者に希望を与えやすいです。

副作用の発生頻度: 「副作用が起こる確率は5%です」と「95%の患者さんは副作用を経験しません」。 同じ情報でも、後者の方が安心感を与えやすいでしょう。

治療の効果: 「この薬で症状が50%改善します」と「この薬で症状が半分になります」。 数値と言葉での表現の違いで、効果の印象が変わる可能性があります。

リスクの表現: 「1000人に1人の確率で合併症が起こります」と「0.1%の確率で合併症が起こります」。 同じ確率でも、表現方法によってリスクの受け止め方が異なる可能性があります。

治療の継続期間: 「6週間の治療が必要です」と「1ヶ月半の治療が必要です」。 同じ期間でも、週単位と月単位で表現すると印象が変わることがあります。

投薬頻度: 「1日3回服用」と「8時間ごとに服用」。 実質的には同じですが、患者にとっての理解のしやすさや負担感が異なる可能性があります。

手術の待機時間: 「手術まで2週間お待ちいただきます」と「手術まであと14日です」。 同じ期間でも、表現によって待ち時間の長さの印象が変わることがあります。

検査結果の説明: 「あなたの血糖値は正常値の上限です」と「あなたの血糖値は境界型糖尿病の範囲です」。 同じ数値でも、表現の仕方で患者の受け止め方や行動変容への動機付けが異なる可能性があります。

予防接種の効果: 「このワクチンで感染リスクが60%低下します」と「このワクチンで40%の方が感染から守られます」。 統計的には同等ですが、表現によって効果の印象が異なります。

治療の選択肢: 「手術を受けますか?」と「手術以外の選択肢もありますが、いかがですか?」 選択肢の提示の仕方によって、患者の意思決定が影響される可能性があります。

こういう言葉をうまく使えるようになりたいですね。

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