英語ができないのはときに有利

医療

英語ができるのは低所得国の人からすれば武器になりますが、高所得国の人にとっては脅威ですね。

日本は良くも悪くも島国。日本語しかできない人も多いですし、患者も日本人のスタッフを望んでいます。

日本語を勉強して看護助手をするためにフィリピンから渡航してくる人も増えてきましたが患者側の受け入れはいまいち・・・海外から日本で医者をするためにわざわざ日本語を学んでくる医師もいないので(給料が安いから?)日本人の医師の権利は守られていると感じます。

まだまだ外国人の患者も少ないですし、英語ができるなんてアピールしても意味がありません。開業医では英語サイトを作ってアピールしている人もいますが、勤務医では面倒な役回りを押し付けられるだけです。

そのおかげか日本には日本語の医学書が大量にあります。海外では英語で全部勉強するらしいのですごいですね。でもこれがいつまで持つかは不明。人口がへって医学教育も英語メインになったり、観光業が盛んになって英語を喋れる人が増えたりするとどうなるのか。

一方でAIの台頭もあります。日常会話レベルもAIで瞬時に翻訳されるようになると逆にガラパゴス化が促進する可能性も。

私はどっちに転んでもいいように一応勉強していますが、診察中詰まることばかりでなかなか難しいですね。日本語でも意思疎通は大変なのに、英語でできるようになる日がくるのでしょうか。

コメント