胃瘻造設には地域差がある?

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これは結構驚きなグラフ。胃瘻といえば延命として叩かれることも多いですが、私が初期研修していた病院でも胃ろうはまずお断りだったのでどこでやっているのかと思っていました。

これを見ると以外に北陸と九州・沖縄が多いんですね。東北、北海道は低め。都会も概ね低いように感じます。医療提供体制の問題もあるのでしょうしその地域で育ってきた医師の考えが受け継がれていっているのもあるとおもいます。

そもそも年間で6万件しかないと考えるか6万件もあると考えるべきか。現在の1年間の死亡数は150万程度です。すべての人が老衰を原因として胃瘻造設されているとは限りませんがすべて老衰としたら4%が胃瘻状態で死んでいるのでしょうか。うーん多い気がします。もちろん神経変性疾患で頭はしっかりしているのに嚥下が困難になった人が胃瘻をする分にはいいですが、老衰での胃瘻は虐待に等しいと思います。どうしてこういうことが起こるかと言うと、当事者意識の欠如と金銭的メリットですよね。

高齢者が胃瘻をつくって長生きすれば家族としては儲かる状況になる可能性があります。本人の苦労なんて知りもせずとりあえず胃瘻作って延命。医療費なんてタダ同然、医師も言われたらやらざるをえない。。。なんて形で胃瘻が作られる例がたくさんあるそうです。

ちなみに胃瘻造設自体は6万円の請求。実際は入院してやるところもあるそうなのでその限りではありませんが、安いですよね

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