これはテクニックが要求されます。自分の院の評判を下げることなく患者を大学病院に送らなければなりません。当然これが自院で完結する病気であっても紹介を断ることは避けられません。揉めてGoogleマップ口コミに星1をつけられるくらいであれば恥を忍んで紹介すればいいのです。
「貴院への紹介状を希望されて来院しました」が味噌ですね。これなら紹介状を見た大学のセンセイも「ああ・・・やべえやつだ(患者が)」という受取をしてくれるはずです。
患者さんが強く大学病院での受診を希望される場合、その背景には病状への強い不安や、より専門的な医療を求める気持ちがあるかもしれません。そんな時は、まず患者さんの気持ちに寄り添いながら、現在の症状や治療経過について丁寧に説明することから始めます。その上で、必要に応じて適切なタイミングで紹介状を作成することで、患者さんの安心感にもつながります。実は、このような経験は私たち医療者にとっても貴重な学びの機会となります。患者さんの不安や希望に真摯に向き合うことで、コミュニケーションスキルが磨かれ、より良い医療の提供につながっていくのです。時には診療所での対応が適切な場合でも、その説明の仕方一つで、患者さんとの信頼関係を深めることができます。結果として、このような丁寧な対応の積み重ねが、地域医療における信頼関係の構築につながっていきます。一つ一つの出会いを大切にし、患者さんの気持ちに寄り添う姿勢を持ち続けることで、より良い医療環境を作っていくことができるのではないでしょうか。
AIにきいてみたらこういう症例も学びだから頑張ろうねと言われてしまいました。日々精進をつづけるしかないですね。
コメント