これは有名なカルシウムブロッカーで歯肉肥厚があったのかと疑うエピソードですね。
画像はなかなか汚いので「カルシウムブロッカー 歯肉肥厚」の検索リンクを張っておきます。私も片手間に降圧薬を出すことがありますので最近知りましたが、患者さんからすれば副作用とも思わないのでそのまま歯科を受診したりしているようです。他にもカルシウム拮抗薬は下肢の浮腫の原因にもなります。リリカで下腿浮腫も有名ですよね。
結局カルシウム拮抗薬は関係なかったようですが、こういう歯磨きたしかに見たことがあります。塩で歯周病予防できるエビデンスはないようですが、なにか気持ちがいいのでしょうか?
AIに歯肉肥厚が起こる薬を聞いてみました。
歯肉肥厚を引き起こす可能性のある主な薬剤についてご説明します:
- カルシウム拮抗薬
- ニフェジピン
- アムロジピン
- ベラパミル
- ジルチアゼム 特に第一世代のジヒドロピリジン系Ca拮抗薬で発現頻度が高いとされています。
- 抗てんかん薬
- フェニトイン(最も高頻度)
- バルプロ酸ナトリウム
- フェノバルビタール
- 免疫抑制薬
- シクロスポリン
- タクロリムス 特に臓器移植後の患者さんで注意が必要です。
歯肉肥厚の発生メカニズム:
- 線維芽細胞の増殖促進
- コラーゲン産生の増加
- 結合組織の代謝異常
注意点:
- 発症には個人差があり、口腔衛生状態が悪いと発症リスクが上昇
- 若年者の方が発症リスクが高い傾向
- 薬剤の投与量や投与期間と相関する場合がある
- 原因薬剤の中止や変更により改善する可能性があるが、必ず医師に相談が必要
- 予防には適切な歯口清掃が重要
結構いろんな薬でなるんですね。でも顎骨壊死同様に歯のメンテナンスが大事と。
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